著作権法⑦

支分権続き、みなし侵害、保護期間

あくまで自分用なので内容の正誤については保障しません。

各回はタグより遡ってください。

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各論

支分権続き

保護の必要性

  1. 社会総体で見たとき、著作物の視聴による価値の享受が行われている程度
  2. 著作権によりその行為を保護するためのコスト
  3. 権利保護により損なわれる対抗利益の程度

これらを考慮

保護要件

  1. 法定利用行為
  2. 依拠性
  3. 類似性

依拠性

著作権侵害の成立のためには、当該作品が既存の著作物に依拠して作成されたことを要する。

偶然の暗合であれば著作権侵害とならない(第二回を参照)

判断
  • 当該作品の作成者がその既存の著作物に接する機会を有していたこと
  • 偶然の暗合で生じる可能性を超えて相当程度類似していること

ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー事件 (最判昭和53年9⽉7⽇)

類似性

著作物の表現上の本質的特徴が直接感得できるか否か

判断
  • 表現が共通していること
  • 創作性のある表現部分が共通していること

江差追分事件(最判平成13年6⽉28⽇)

言語の著作物の翻案とは、既存の著作物に依拠し、かつ、その表現上の本質的な特徴の同⼀性を維持しつつ、具体的表現に修正、増減、変更等を加えて、新たに思想⼜は感情を創作的に表現することにより、これに接する者が既存の著作物の表現上の本質的な特徴を直接感得することのできる別の著作物を創作する⾏為

みなし侵害

支分権として規定される行為ではないが、著作権法の趣旨に照らして著作権者の利益を不当に害すると評価できる行為につき、権利侵害行為とみなすことによって、著作権者の利益を保護する規定。

113条。

リーチサイト対応

現行法では、違法アップロードされた著作物へのリンクを貼る行為に公衆送信権は働かないと解釈される。

(幇助にあたるか否かは論ずる余地がある。)

これをみなし侵害として保護する法改正。

保護期間

著作物は、先人の遺産である著作物の利用によって新たに想像されるものであるから、新たな創作活動の活性化のため、一定期間経過後著作権は消滅することが望ましい

期間

51条。

第五十一条 著作権の存続期間は、著作物の創作の時に始まる。

 著作権は、この節に別段の定めがある場合を除き、著作者の死後(共同著作物にあつては、最終に死亡した著作者の死後。次条第一項において同じ。)七十年を経過するまでの間、存続する。

52条以下、例外規定。

計算方法

暦年主義。起算点の属する年の翌年の1月1日から数える。